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オーナーがおすすめする!”ファミリーキャンプほこたBASE”の楽しみ方

いばらきキャンプの楽しみ方!
2025.03.07

キャンプ場オーナーが提案するいばらきキャンプの楽しみ方特集
ファミリーキャンプほこたBASE 編

 ファミリーキャンプほこたBASEは、茨城県鹿行(ろっこう)地域、海に隣接する鉾田市にあります。町に近い利便性と、プライベートが保たれるひな壇サイトなどの環境が家族連れに人気のキャンプ場です。今回はその”ほこたBASE”のオーナー、堀口さんにおすすめのキャンプ体験をご紹介いただきます。

Q.まずはキャンプ場の特徴を教えてください。

 この間、おもしろい言葉を見つけたんです。「ローカルネイチャー」という言葉です。「大自然ではなくて、町から近いけれど自然を感じられる」という意味です。この言葉に出会って「なるほど!まさにうちのキャンプ場がそうだ」と思いました。

ファミリーキャンプほこたBASEは、町に近くて便利なのに、キャンプ場に入ると一気に自然の世界が広がります。朝は鳥の鳴き声がうるさいくらいです。初めて来たお客様は「こんなに自然があるなんて!」とほぼ全員が驚かれます。住宅街を抜けた先に、こんなに豊かな自然があるというギャップ が、このキャンプ場の面白いところなんです。

設備に関しては、単にきれいな建物を用意するのではなく、「外」や「非日常」を感じられる環境づくりを大切にしています。例えば、トイレは外観だけ見ると仮設で簡素なつくりに見えるため、お客様の中には少し不安に思われる方もいるかもしれません。ですが、中に入ると驚くはずです。ホテルのようにカーペットが敷かれ、土足厳禁の清潔な空間になっています。この意外性やギャップを楽しんでもらえたら嬉しいですね。

 他には物理的な町とキャンプ場の近さだけではなくて、地元の方や農家の方、鉾田市の人との距離がかなり近いです。みなさんのおかげで強い繋がりができて、いろんな「キャンプ場の売り」ができています。

Q. どのようなことがキャンプ場の「売り」になっていますか。

やっぱり、地域の人との繋がりが一番おもしろいですね。
例えば、地元のお魚屋さんとは仲が良くて、注文すれば太平洋の新鮮な海の幸をキャンプ場まで届けてくれます。しかも、店主のおやっさんが頑固なまでにこだわる「生の大根でしか作らないツマ」が絶品なんですよ!

2024年3月には、普段いちご狩りを提供していない農園さんがほこたBASEのために専用のハウスを作ってくれました。茨城県のブランドいちご「いばらキッス」が食べ放題のキャンププランは、お客様にも農家さんにも大好評です。みんなが嬉しそうにしているのを見ると、こちらまで幸せな気持ちになります。

それから、近くの「仲田精肉店」は、ぜひ立ち寄ってほしいおすすめスポットです。鉾田のソウルフードとして親しまれている“豚ハラミ”が名物で、これに合わせる辛味噌がまた絶品!お酒好きな方にはたまらない味わいです。

お客様に紹介しているうちに、リピーターの間では「チェックイン前に仲田精肉店でお肉を買う」ことがすっかり定番になりました。キャンプ場に着く前から、もう楽しみが始まっている感じですね。

こうして地域の方たちとつながりながら、一緒にキャンプ場をつくっていけることが、ローカルネイチャーの大きな魅力かもしれません。

 また、昨年11月にフリーサイトをオープンしてからは、小規模なイベントでの利用も増えてきました。先日フリーサイトを貸し切りにしたイベントを行っていたのですが、区画サイトには一般のお客様が宿泊に来られていたんです。でも、気づいたら区画サイトの方々も自然とイベントに参加していて、みんなで盛り上がっていました。

こんなふうに、お客様同士が自然と繋がり、楽しい時間を共有できるのは本当に嬉しいことです。ありがたいことに、こうしたイベントも ほこたBASE の楽しみの一つになってきました。これからも、気軽に参加できる交流の場を大切にしていきたいですね。

Q.キャンプ場を運営することになったきっかけを教えてください。

キャンプはレジャーとして学生の頃から30年以上続けてきました。これまでの仕事では、医療や介護の業界に長く携わり、その中で小児がんの子どもたちと接する機会もありました。彼らをもっと外に連れ出してあげたい——そんな思いを、サラリーマン時代からずっと抱えていたんです。

そんな中、2021年11月に龍ケ崎市で土木工事を営んでいた会社の社長を紹介され、「会社を閉めるにあたって、この土地をしっかり活かしてくれる人に託したい」という話が巡ってきました。これが大きな転機となり、サラリーマンを辞めて「ほこたBASE」の開拓を始めることにしたんです。

小児がんの子どもたちはもちろん大変ですが、その兄弟たちも、日常的に多くの行動制限を受けています。この間もご家族でキャンプに来てくださった方がいて、ご両親から「外の風を感じて、表情がまるで違った」と言っていただきました。そうした姿を見るたびに、キャンプを通じて少しでも外の世界を楽しめる機会を提供したいという思いが、ますます強くなっています。

子どもたちにとって、自然の中で過ごす時間はかけがえのない体験です。ほこたBASEが、そんな「外の体験」を届けられる場所であり続けられたらと思っています。

Q.キャンプ場を運営するうえでの「思い」や「こだわり」を教えてください。

 思いはいろいろありますが、何よりも大切にしているのは、どんな家族もそれぞれの形でキャンプを楽しめること。ほこたBASEは家族に特化したキャンプ場だからこそ、子どもから大人までみんなが楽しめる場として、これからも進化し続けていきます。

「来るたびに変わっていないと、飽きちゃうでしょ?」、そんな気持ちで常に新しい体験や工夫を取り入れています。

 特に、子どもたちのために何ができるかは、いつも頭の中にあります。自然の中で過ごす時間が、ただのレジャーではなく、子どもたちの成長につながるような場にしていきたいですね。

この前の夏には、温泉施設から源泉を持ってきて、子ども専用の温泉プールを始めたところ、思った以上に大好評でした。それを見たお客様が「今度ドラム缶を持ってくるよ!」と言ってくれて、これから親子でドラム缶温泉風呂を作れるかと思うとワクワクしています。

Q.ほこたBASEに来たら体験してほしい食材や遊びはありますか。

 やっぱり、鉾田は食材が強いですよね!野菜や果物の産出額が全国1位というだけあって、地元にはおいしいものが溢れています。直売所 「なだろう」 や鉾田のソウルフード 豚ハラミで有名な 「仲田精肉店」 など、キャンプ場の近くで新鮮な食材がすべて揃うので、家から食材を持ってくる必要はありません! その場で選んで、地元のおいしさをダイレクトに味わえます。

 大洗も近いので、アクアワールド茨城県大洗水族館や潮干狩りを楽しんでから来る方も多いです。遊びとキャンプをセットで楽しめるのも、この立地ならではの魅力です。

 それに、雨の日でも楽しめる 「ホットパーク鉾田」 というローカルな天然温泉施設もおすすめです。大人はジャグジーでのんびり、子どもは“並ばないウォータースライダー“で思いっきり遊べるので、天気を気にせず楽しむことができます。

 キャンプだけでなく、食・遊び・温泉まで充実しているのが ほこたBASEの強みです!

Q.最後に読者の方にメッセージをお願いします。

 ここは冬でも降雪がない地域なので、冬キャンプを快適に楽しむにはぴったりの立地です。夏は、昼と夜の寒暖差が大きく、特に夜はとても過ごしやすいです。海からの風を遮るものがなくヒートアイランド現象が起きないので、夜は涼しく快適に過ごすことができます。ぜひこの気持ちよさを体験してみてください!

 また、プライベート感あふれるひな壇の区画オートサイトなので、小さなお子様連れやワンちゃん連れの方でも安心して過ごせます。ドッグランサイトではないですが、ある程度囲まれているので、ワンちゃんものびのびと快適に過ごせる環境です。ペット連れの方も大歓迎です!

 さらに、この地域は日本屈指の食材の生産地でもあります。地元ならではの新鮮でおいしい食材がたくさん揃っているので、キャンプと一緒に最高の食体験も楽しんでいただけます。ぜひ遊びに来てください!

 


 

 ローカルネイチャーという言葉どおり、鉾田市を満喫するBASE(拠点)にもってこいのキャンプ場。みなさんもぜひ鉾田を体験しに行ってみてください。

ファミリーキャンプほこたBASEの堀口さん
ありがとうございました!

 

ファミリーキャンプほこたベース
住所:茨城県鉾田市安房1337

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